秘書技能検定について
概要
・厚労省のYESプログラムにおいて、「就職基礎能力」を持っていることを証明する資格として、秘書技能検定の準一級、二級が認定されました。秘書に関連する資格のうち最も人気の高い資格です。
・検定のコンセプトは「人柄育成」。「人柄のよさ」とは「感じのよさ」を指し、言葉遣い、話し方の調子、見た目の印象、態度などが一般の水準を越えていることを測る試験になっています。
・秘書職にかぎらずオフィス実務者の育成にターゲットを広げています。
筆記試験の出題領域
・秘書技能検定の等級は、3級~1級の4区分があり、出題される領域は各級共通で5つです。
・秘書の資質…上司の補佐役として機能するために必要な資質について、気配りや臨機応変な対応ができるかなど問われます。
・職務知識…秘書が上司に代わってできる仕事は何か、その進め方はどうすればよいかといったことが問われます。
・一般知識…社会人として仕事をするうえで知っておくべき知識、会社組織の構造やビジネス用語など問われます。
・マナー・接遇…秘書として心得ておくべきマナーや接遇について問われます。
・技能…実務を処理するにあたって必要な知識、会議準備やスケジュール管理、文書の受発信など秘書の実務がテーマになります。
出題形式
・2級、3級は筆記試験のみで、9割がマークシート式の五肢択一問題です。
・準1級は択一問題が焼く50%、残りが記述問題です。1級は記述式のみになっています。
・準1級からは筆記試験合格者に面接試験があります。
受験者の傾向
・受験者の職業別割合を見てみると、準1級で、大学生、会社員、専門学校生、短大生、秘書と続いています。就職の準備や社会人としての常識を身に付けておきたいといった動機が見えます。
・成果については、二級合格者に対する調査から、秘書技能検定に合格してよかった点は、「仕事に自身が持てた」「仕事上役立っている」「就職・転職に有利になった」と評価する声が挙がっています。
秘書職以外の活用例
・企業現場において社員教育に活用されています。
・一般社員のマナー・接遇に対する意識の向上、新入社員のための社会性の養成などがおもな目的です。求める基準をはっきりさせることで、社員の接遇能力の底上げを図るのがねらいです。
・社会人の基礎能力養成に役立つツールとして社会的にも評価を受けているようです。
一言アドバイス
・秘書職に限らず、社会人として、特に女性であれば、将来的にも幅広く活用できる資格だと思います。
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