どんな勉強法があるか
・一般的に、学校に通う、通信教育を利用する、独学するなどの方法があります。
・自分の目標を設定することで、目標に向けて必要な知識を身に付けるために何級を目指すかを決めましょう。
・目標を見定めたうえで、自分のニーズに合った勉強法を選ぶことが大事です。
専門学校・短大の秘書コースで学ぶ
・現代のビジネス現場全般に関する知識が体系的に得られる点や、秘書実務に焦点をあてた本格的な勉強ができる点で、ニーズを満たしてくれます。
・コースの名称が「秘書科」とは限らないので注意が必要です。「ビジネス実務科」「情報ビジネス科」などの名称で開講されているコースでも、秘書になるための技能を身につけられる教育内容になっている場合があります。
短期集中型の講座で学ぶ
・スクールでじっくり学ぶほどの時間やお金がない場合、スキルアップに役立てたい場合、就職のために秘書の勉強もしておきたいという場合、短期集中型の講座を利用する方法もあります。
・インターネットや資格スクールのパンフレットで比較検討するのがよいでしょう。
・秘書の仕事についての全般的な知識はあるけれど、受験のために体系立てて確認しておきたい場合には手頃な選択となります。
通信講座を利用する
・住いの近くに講座が見つからない、通学する時間がない人には、通信講座を利用する方法もあります。テキストや教材を活用して一人で学習を進めるので、自分のペースで学習できるメリットがある一方、しっかりとした自己管理が必要です。
・目標にそった学習プランを立てたうえで、ニーズに合った指導が受けられるかを考慮します。
サポート体制はしっかりしているか、カリキュラムは効果的か、質問に迅速に回答してもらえるか、学習プランづくりで迷った時相談に応じてくれるかなどが、ポイントになります。
・通学授業に近い学習効果が期待できる内容のものや、WEBを使った学習支援であるeラーニングを利用した講座もあります。
独学で学習する
・コストをかけず、マイペースに学習できます。
・独学で最低限必要なのは、過去問題の理解と分析で、徹底的に出題傾向を理解することが重要になります。
・実問題集で全体の傾向をざっとつかみ、次に過去問題で解けなかった問題の確認をしながら知識を整理します。
準1級・1級の面接対策
・準1級の面接試験の課題は「あいさつ」「報告」「状況対応」の三つで、審査員を上司や来客に見立てて、あらかじめ提示された報告内容や状況に応じて課題を実演します。
・秘書にふさわしい話し方の調子や、態度・振る舞いが審査対象になります。
・面接対策講座など小人数で体面指導の受けられるスクーリングがお勧めです。
情報収集の仕方
・秘書検定に関する情報を集めるには、「検定案内」を手に入れることです。全国の書店、実務技能検定協会のホームページからも資料請求ができます。
・合格者の体験談を参考にすることで、学習のイメージがつかみやすくなり、学習計画を立てることができます。
・現役秘書を中心としたネットワークの場である日本秘書クラブは、先輩秘書たちの話を聞くには最適です。オフィス現場の生の情報を交換できます。
一言アドバイス
・自分の目標をきちんと立て、目標に応じて学習法を選ぶと時間・費用ともに無駄なく進めることができます。
・筆記学習のほか、日常生活の中から身につくことも多々ありますので、受験を目指す方は、日頃から自身の振る舞いにも気を配るといいと思います。
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